水道 メーターが故障してる？異常な回転の原因と対処法を解説

水道メーターの故障は、日々の生活に気づかぬうちに影響を及ぼすことがあります。

多くの方は普段、水道メーターを直接確認する機会はほとんどないでしょう。

しかし、水道料金の請求がいつもと異なる場合や、水圧の変化などの小さなサインが故障の兆候かもしれません。

この記事では、そんな水道メーターの故障の可能性を示す症状とその原因を水道設備業16年以上、水道メンテナンス業10年以上の筆者が解説します。

また、故障が疑われる場合の料金の扱いや共同住宅での対応方法、メーターの交換時期や責任についてもわかりやすく説明しています。

水道修理業者選びに悩んだときは、こちらの記事を参考にしてください。
水漏れ修理どこに頼むべき？｜専門家が教える修理業者選びのポイント

水道メーターが故障してる？３つの症状と原因

– 水道メーターが回りすぎる

– 微妙に回っている

– 水道メーターが回らない

水道メーターが回りすぎる

水道メーターが異常に速く回る現象は、漏水や設備の故障が原因である可能性が高いです。

自宅の水道管に漏れがある場合、水道メーターは使用していない時間でも回り続けます。

このような場合、メーターの読み取り値と実際の使用量の差が大きくなり、水道料金がいつも以上に高くなることがあります。

微妙に回っている

水道メーターがゆっくりと回り続ける場合、小規模な漏水が疑われます。

例えば、トイレのタンクや水道の蛇口がわずかに漏れていると、水道メーターは少しずつ動き続けることがあります。

この状態が続くと、長期間にわたって水道料金の過剰請求につながる恐れがあるため注意が必要です。

水道メーターが回らない

水道メーターが全く動かない場合、メーター自体の故障が考えられます。

通常、メーターは水の流れを感知して動作するため、流れがない場合は停止します。しかし、水を使用しているにもかかわらずメーターが動かない場合は、内部の故障や経年劣化が原因である可能性が高いです。

この状況では、正確な水道料金の計算が出来ないため速やかに対処が必要です。

水道メーター故障時の対応と料金

– 水道メーター故障で料金はどう変わる？

– 使っていないのに水道メーターが回る原因

– マンションの水道メーター故障した場合

水道メーター故障で料金はどう変わる？

水道メーターが故障すると、実際の水道使用量とメーターの読み取り値が一致しなくなります。

この結果、水道料金の計算が正確ではなくなります。

例えば、メーターが過剰に回っている場合、使用していない水量に対しても料金が発生します。

逆に、メーターが停止している場合、使用量が計上されず料金が適切に発生しないこともあります。

このような場合、水道局や管理会社に連絡し適切な調査と対応を依頼することが重要です。

使っていないのに水道メーターが回る原因

水道メーターが使用していないにも関わらず回っている場合、主な原因として漏水が挙げられます。

自宅の配管に亀裂や穴が開いていると、水道メーターは漏水している水量を計測し続けます。

この状態が長期間放置されると、大幅な水道料金の増加に繋がる恐れがあります。

また、古くなった配管や接続部の劣化も漏水の一因となりえます。

これらの問題を発見し解決するためには、定期的な配管チェックや水道メーターの異常を早期に察知することが重要です。

マンションの水道メーター故障した場合

一般的なマンションでは、各住戸に公設メーターが設置され、これらは水道局によって管理されます。

公設メーターが故障した場合、その住戸の水道使用量の計測が不正確になり、水道料金の計算に影響を及ぼすため、故障を発見したら速やかに水道局に報告し、修理または交換の手配を依頼しなくてはいけません。

一方で、一部のマンションでは各住戸に私設メーターが設置されており、管理組合などが管理します。

私設メーターが故障した場合、管理組合が修理や交換の責任を負い、対応しなくてはいけません。

公設メーターと私設メーターは異なる管理者によって運用され、故障時の対応もそれぞれ異なります。

水道メーターが故障していなくても交換するのか

– 水道メーターの交換は義務？法的な視点から解説

– 水道メーター交換は誰が責任を持つ？

– 水道メーター故障の見極めと適切な対処法

水道メーターの交換は義務？

水道メーターの交換に関しては、計量法によってそのタイミングが定められています。（計量法施行令（計量法））

計量法では、水道メーターは8年ごとに交換することが義務付けられています。

この8年という期限は水道メーターの有効期限を示しており、水道局が有効期限満了の年月までに交換することが求められています​​​​。

水道メーターの交換は、長期間の使用による正確性の低下や、使用者の生活の変化に伴うメーターの能力を超える流量の発生による劣化を防ぐために必要です。

水道メーター正確な計量を保証するため、定期的な交換が必要とされています。

水道メーター交換は誰が責任を持つ？

水道メーターの交換責任は、そのメーターの所有形態によって異なります。

一般的に、公設メーターの場合、水道メーターは水道局が所有しており、交換の責任も水道局にあります。

これは、個人所有の住宅、賃貸物件、マンションなどの場所に関わらず適用されます。水道局は定期的にメーターを点検し、必要に応じて交換を行います。

一方、私設メーターの場合、その所有者が交換の責任を負います。

これは主にマンションやアパートなどの集合住宅で見られ、管理組合や物件のオーナーがメーターの管理と交換を担当します。

こうした私設メーターは、住民や管理組合が水道料金の分配をより細かく管理するために設置されることがあります。

したがって、水道メーターの交換責任は、そのメーターが公設か私設かによって異なり、所有者が交換の義務を負います。

公設メーターの場合は水道局が、私設メーターの場合は管理組合やオーナーがその責任を持ちます。

水道メーター故障の見極めと適切な対処法

水道メーター故障の見極めは、定期的な検針と異常値のチェックが鍵となります。

例えば、急激な水道料金の増加や使用していない時のメーターの動きなど、通常と異なる動作が見られた場合は故障の兆候である可能性があります。

故障を疑う状況が発生した場合は、専門業者に見てもらうようにしましょう。

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