突然トイレのレバーが自動で戻らなくなると、どうしたら良いか困りますよね。
そんな時に慌てないために、水道設備業16年以上、水道メンテナンス業10年以上の筆者が、トイレのレバーが自動で戻らない原因と対処法について詳しく解説します。
さらに自分でできる修理方法や、信頼できる修理業者の選び方もお伝えします。
この記事を読むと、トイレのレバーが戻らない問題が起きたとき、すぐに対応できるため安心ですよ。
是非、参考にしてくださいね。
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
トイレ詰まり修理業者の選び方完全ガイド｜安くて信頼できる業者とは
トイレのレバーが自動で戻らない3つの原因と対処法
– 動作不良
– 経年劣化
– レバーの破損
– レバーが戻らないときの対処法
原因1｜動作不良
トイレのレバーが自動で戻らない原因の一つとして、動作不良が考えられます。
この場合、トイレタンク内部でなにかが引っかかり、正常に機能していない可能性があります。
例えば、内部の部品にペットボトルや洗浄剤などを入れている場合、レバーのアームがひっかかる原因になります。
まずはタンクの蓋を開けてレバーを操作し、なにかに引っかかっていないか確認しましょう。
また、レバーの取り付けが緩み適切な位置にない場合も、動作不良の原因になります。
正しい位置に調整し、取り付けナットを締め付けなおすと問題は解決します。
原因2｜経年劣化
トイレのレバーが自動で戻らないもう一つの原因は経年劣化です。
トイレのレバーは頻繁に使用されるため、年月が経つにつれて劣化していくことは避けられません。
プラスチック部分が割れたり、金属部分が錆びたりしていると考えられます。
レバーのプラスチック部分がひび割れている場合、新しいレバーに交換する必要があります。
金属部分が錆びている場合は、錆取りスプレーを使って錆を除去するか、レバーを交換する必要があります。
原因3｜ レバーの破損
レバーの破損も、トイレのレバーが自動で戻らない原因の一つです。
レバーが物理的に破損している場合、新しいレバーに交換するのが最も確実な対処法です。
例えば、レバーが折れてしまった場合、テープや接着剤で修理をしてもすぐに外れてしまいます。
レバーが破損してしまったら、新しいレバーを購入し交換しなくてはいけません。
交換手順は比較的簡単ですが、タンクの型式に適合したレバーを購入する必要があり、手間と時間がかかります。
自分での交換が困難な時には、専門の修理業者に依頼することも考慮しましょう。
レバーが戻らないときの対処法
トイレのレバーが自動で戻らないときの対処法としては、まず原因を特定することが重要です。
動作不良や経年劣化、レバーの破損など、原因によって対処法が異なります。
例えば、動作不良が原因であれば、タンク内部を確認し正常な動作をするように調整を行います。
経年劣化、破損の場合は交換が必須になるため、自分で交換をするか専門の修理業者に依頼しなくてはいけません。
レバーが戻らず、タンクに水が補給し続けてしまうときは、止水栓を閉めて対処してください。
止水栓は、床か壁から出ている給水管に設置してあるハンドル、もしくはマイナスドライバーで回せるようになっているため、時計回りにまわしてください。
レバーを操作して水が流せないため、トイレ使用後はバケツに水を汲んで流して使用してください。
止水栓の閉め方は、こちらを参考にしてください。
TOTO『止水栓の閉め方と調整方法』
トイレのレバーが自動で戻らないときの修理方法
– 自分でできる修理方法
– 修理業者に依頼する
– 自分で修理する場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリット
自分でできる修理方法
トイレのレバーが自動で戻らない場合、自分で修理できる場合があります。
まず、タンクの蓋を開けて内部の状況を確認します。
トイレタンクのふたの外し方は、『トイレのしくみ | その他・お役立ち情報 – TOTO』のタンクについてを参照してください。
レバーのアームが他のパーツに引っかかっていないか、取り付けナットが緩んでいないか、レバーが破損していないか点検してください。
◆レバーのアームが引っかかっている場合
引っかかっている原因を除去するか、調整をしてみてください。
レバーを動かし、正常に動作していれば大丈夫です。
◆取り付けナットが緩んでいる場合
取り付け位置を調整しナットを締め付けてください。
工具を使用する際は、力を入れ過ぎず適度に締め付けるようにしましょう。
◆レバーが破損している場合
レバーが破損してしまっている場合は、交換する必要があります。
レバーの交換は比較的簡単にできるので、挑戦してみるのもいいかもしれません。
◆レバーの交換方法
最初に止水栓を閉めて、タンクの水を流します。
ふたを開けたら、アームについている鎖を外し、レバーの固定ナットを緩めてレバーを外します。
外した手順と逆の順番で、新しいレバーを取り付けます。
動作を確認したら止水栓を開け、タンクの水を実際に流し正常に動作するか確認しできたら作業は終了です。
少しでも不安がある場合には、専門業者に依頼するようにしましょう。
修理業者に依頼する
トイレのレバーが自動で戻らない場合、修理業者に依頼することも一つの方法です。
自分で修理するのが不安な場合や、原因がわからない場合は専門家に依頼するようにしましょう。
部品の交換は比較的簡単ですが、トイレタンクに適合したものを選ぶ必要があるため、調べるのに時間を要したり、間違えたものを購入してしまったりする可能性もあります。
専門業者に依頼すると、適正なレバーを用意し確実に修理をしてくれます。
修理業者に依頼する際は、インターネットの口コミや評判を参考にし、実績のある業者を選びましょう。
自分で修理する場合と業者に依頼する場合のメリットとデメリット
トイレのレバーが自動で戻らない場合、自分で修理するか業者に依頼するか、それぞれのメリットとデメリットがあります。
自分で修理する場合の最大のメリットは、費用を抑えられるところです。
簡単な修理であれば、部品や工具を揃えるだけで済むため、コストを削減できます。
デメリットは、自分で修理を試みた結果、深刻な問題が発生し事態を悪化させてしまう可能性があるところです。
事態が悪化した後に業者に依頼すると、余計な費用がかかる可能性がありますし結果として修理までの時間がかかってしまいます。
一方、業者に依頼する場合のメリットは、確実な修理をしてくれるため安心できるところです。
また、業者に依頼すると、時間と労力を節約できるというメリットもあり、仕事や家事で忙しい人には大きな利点です。
しかし、費用がかかることや、信頼できる業者を見つける手間と費用がかかる部分がデメリットとして挙げられます。
どちらの方法を選ぶかは、状況や自身のスキル、予算によって決めると良いでしょう。
例えば、簡単な部品交換であれば自分で行い、複雑な修理や部品交換が必要な場合は業者に依頼するのが理想的です。
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
トイレ詰まり修理業者の選び方完全ガイド｜安くて信頼できる業者とは
トイレのレバーが戻らないトラブルを未然に防ぐ方法
– 無理やり動かさない
– トイレタンク内に物を入れない
無理やり動かさない
トイレのレバーが固くなったり動かないときは、無理やり動かさないようにしてください。
無理に力を加えると、レバーや内部の部品が破損する可能性があります。
レバーがスムーズに動かない場合はまず内部の原因を確認し、適切な対処を行なわなくてはいけません。
これにより、トイレのレバーの寿命を延ばし、トラブルを未然に防げます。
トイレタンク内に物を入れない
トイレタンク内に不要な物を入れると、レバーの動作に支障をきたす場合があります。
例えば、タンク内に洗浄剤や節水のためにペットボトルを入れると、レバーの動作に影響を与え、レバーが正常に戻らなくなる可能性があります。
洗浄剤などはタンクの外側に設置し、レバーの正常な動作を妨げないようにしましょう。
また、節水の方法はペットボトルを入れる以外にもあるため、タンク内に入れるのは避けてください。
このように、トイレタンク内には異物を入れないようにし、トラブルを未然に防ぎトイレのレバーが正常に機能するようにしてくださいね。
トイレのレバーが自動で戻らなくなったときの修理業者の選び方
– 信頼できる業者の選び方
– 業者に依頼する前に確認すべきこと
– 業者に依頼する際の料金目安
– トイレのレバーが自動で戻らないときは信頼できる業者へ依頼しましょう
信頼できる業者の選び方
トイレのレバーが自動で戻らないトラブルを修理業者に依頼するときは、信頼できる修理業者に依頼したいですよね。
業者選びで失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まずは、インターネットの口コミやレビューを確認し、評判の良い業者を選びましょう。
実際に利用した人の声は信ぴょう性があり、信頼できる業者であるといえます。
また、修理業者のウェブサイトをチェックし、業者が提供するサービス内容や料金体系を確認しましょう。
訪問や見積もりが無料で追加費用が発生しないか、水道局から指定工事店の認証を受けているか確認するようにしてください。
少し面倒かもしれませんが、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討して、自分が納得できる業者に依頼するようにしましょう。
業者に依頼する前に確認すべきこと
修理業者に依頼する前には、いくつかの確認事項があります。
まず、修理の範囲や具体的な作業内容を確認しましょう。
料金の透明性が高く、明確な見積もりを提供してくれる業者を選ぶことが大切です。
例えば、修理後に追加料金が発生しないことを確認するために、見積もりに含まれる内容を詳細に説明してもらうと良いでしょう。
料金が高すぎる場合や、不明瞭な追加費用が発生する可能性がある場合は、他の業者を検討するようにしてください。
また、作業にかかる時間や追加料金はかからないかなども、確認しておくと良いでしょう。
保証期間についても確認しておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
業者に依頼する際の料金目安
トイレのレバーが自動で戻らない場合の修理料金は、業者や修理内容によって異なります。
一般的な料金目安としては、簡単な部品交換であれば数千円から、タンクを外して修理が必要な場合は一万円以上かかることもあります。
このように、レバーの交換だけで済む場合は比較的安価ですが、タンク内部の部品全体を交換する場合は費用が高くなる場合があります。
トイレのレバーが自動で戻らないときは信頼できる業者へ依頼しましょう
トイレのレバーが自動で戻らない場合、信頼できる修理業者に依頼することが最も確実な解決策です。
自分で修理が難しい場合や、問題が複雑な場合は、専門の業者に依頼する方が確実にトラブルを解決してくれます。
信頼できる業者を選ぶ際には、口コミや評判を参考にし、評価の高い業者を選ぶようにしましょう。
見積もりを提示してもらい、料金や作業内容に不審な点がないか確認し、不明な点は分かるまで確認するようにしてください。
信頼できる業者に依頼することで、トイレのレバーが正常に戻るようになり、快適なトイレ環境を維持することができます。
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
トイレ詰まり修理業者の選び方完全ガイド｜安くて信頼できる業者とは
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