トイレのレバーを押したのに、すぐ戻ってしまって水が流れない…。
突然こんな状況になってしまうと、焦りますよね。
『原因が分からないけど、どうにかしたい』と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、原因を特定して正しい手順を踏めば、自分で直せるケースがほとんどです。
この記事では、水道設備業16年以上、水道メンテナンス業10年以上の筆者が、トイレのレバーがすぐ戻る原因と具体的な直し方をわかりやすく解説します。
必要な道具や作業の手順も丁寧に紹介するので、初めての方でも安心して取り組めますよ。
トイレのトラブルを素早く解消し、快適な日常を取り戻せる方法が見つかります。
さっそくチェックしてみましょう！
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
2024年最新版！水道業者ランキングと悪質水道業者を避ける方法
トイレのレバーがすぐ戻る原因を特定しよう
トイレのレバーがすぐ戻る原因は意外とシンプルなものが多いです。
ここでは、仕組みを理解しながら、よくある原因とその確認方法をわかりやすく解説します。
レバーが戻る仕組みを理解しよう
トイレのレバーは、タンク内で水を流すための重要な役割を担っています。
具体的には、以下のように動作します。
1．レバーを動かすと、タンク内に繋がっているチェーンが引っ張られます。
2．チェーンが動くと、タンクの底にあるフロートバルブ（ゴム製の部品）が持ち上がり、水が便器に流れます。
3．水が流れると、それに合わせてレバーも戻ります。
この仕組みのどこかに不具合があると、レバーがスムーズに戻らない、あるいはすぐ戻ってしまうトラブルが発生します。
この仕組みを理解していれば、原因がより見つけやすくなりますよ。
トイレレバーがすぐに戻る主な原因
トイレのレバーがすぐ戻る主な原因として、以下のようなものが考えられます
1．レバー部分の劣化やゆるみ
長年使用していると、レバー自体が摩耗したり、付け根部分のナットが緩むことがあります。
これが原因でレバーが正しく動かなくなることもあります。
2．タンク内の鎖やの不具合
チェーンが絡まっている：タンク内でチェーンが絡むと、レバーの動きが妨げられます。
チェーンが長すぎる/短すぎる：適切な長さでないと、フロートバルブがうまく動作しません。
これらの原因を知ることで、「どこに問題があるのか」を特定する手がかりになります。次は、タンク内をチェックして原因を探る方法を説明します。
原因の確認方法
以下の手順でタンク内を確認し、原因を特定しましょう
1．タンクの蓋を外す
両手でゆっくりと持ち上げて、割れないよう安全な場所に置いておきましょう。
陶器製の蓋は落とすと簡単に割れてしまうので注意してください。
2．レバー周辺の状態を確認する
レバーの取り付けナットが緩んでいないか、チェックしてください。
もし緩んでいる場合は、モンキーレンチでネジを締め直すと改善することもあります。
3．チェーンやフロートバルブの状態を確認する
チェーンが絡まっていないかを確認し、絡んでいる場合は手で丁寧に解いてください。
チェーンの長さが適切かをチェックし、必要に応じて調整します。
フロートバルブが完全に閉じた状態で、チェーンが少したるむくらいが適正な長さです。
これらの確認作業で、トラブルの原因を特定できる場合がほとんどです。次のセクションでは、具体的な修理方法についてお伝えします！
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
2024年最新版！水道業者ランキングと悪質水道業者を避ける方法
自分でできる簡単な修理方法
トイレのレバーがすぐ戻る問題は、原因が特定できれば自分で解決できるケースがほとんどです。
ここでは、必要な工具や部品の準備から修理手順、注意点までを詳しく説明します。
初心者の方でも安心して挑戦できるよう、わかりやすく解説しますね。
必要な工具と部品
修理に必要な工具と部品は、以下の通りです。
モンキーレンチ
レバーの固定ナットを緩めたり締め直す際に使用します。
プライヤー（必要に応じて）
チェーンの長さを調整する際や、固い部品を外す場合に便利です。
交換用レバー（必要に応じて）
レバー自体が劣化している場合は、新しいものを購入してください。
ホームセンターやオンラインショップで手に入ります。
タンクのメーカーや種類によって、レバーの型式が違うため注意してくださいね。
これらの工具を手元に用意しておけば、スムーズに修理が進められます。
初めての方でも、簡単に扱えるものばかりなので安心ください。
修理手順をわかりやすく3ステップで解説
以下の3つのステップで修理を進めていきましょう。
ステップ1：タンク内の状況を確認
まず、タンクの蓋を外して内部を確認します
蓋を外す際は両手でゆっくり持ち上げ、割れないように安全な場所に置いてください。
タンク内を観察し、以下の2点をチェックしましょう。
・チェーンが絡まっていないか？
・チェーンの長さは適切か？
フロートバルブが完全に閉じた状態でチェーンが少したるむくらいが目安です。
フレバーを動かし、ロートバルブがスムーズに動いているか確認し、問題があれば修理をしてみましょう。
ステップ2：レバーの分解と交換
レバーの取り付けナットを、モンキーレンチで緩めて取り外します。
古いレバーを取り外し、新しいレバーをセットしてください。
ポイント：新しいレバーを取り付ける際は、ネジを締めすぎないようにしましょう。
締め付けすぎると、破損する恐れがあります。
ステップ3：動作確認と調整
最後に、レバーを何度か押して動作を確認します。
チェーンの長さが適切でない場合は、フロートバルブの動きを確認しながら調整してください。
レバーを動かし、フロートバルブがスムーズに動いていれば修理完了です。
初心者向けの注意点
初めて修理をする方が気をつけたいポイントをまとめました。
部品を無理に引っ張らない
チェーンやフロートバルブは、力を入れすぎると壊れることがあります。
丁寧に扱いましょう。
ネジを締めすぎない
レバーの付け根のネジを締めすぎると、動きが硬くなり、再度トラブルの原因になることがあります。
新しい部品は適合するものを選ぶ
トイレの型番に合ったレバーや部品を選ばなくてはいけません。
購入前に、メーカーと型式を確認してください。
トイレレバー部品の検索は、下記を参照にしてくださいね。
TOTO『TOTO部品検索 コメット』、INAX『INAX部品検索 いいナビ』、LIXIL『LIXIL部品検索 LIXILストア』
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
2024年最新版！水道業者ランキングと悪質水道業者を避ける方法
トイレのレバー修理を業者に依頼する場合のポイント
「自分で直そうと思ったけど、どうしても解決できない…」という場合には、修理業者に依頼したほうが安心です。
このセクションでは、業者を呼ぶべきケースや信頼できる業者の選び方、そして修理費用の目安についてわかりやすく説明します。
どんな場合に業者を呼ぶべきか
以下のようなケースでは、無理をせずプロに依頼するのがおすすめです。
レバー以外の問題が疑われる場合
たとえば、タンク内の部品全体が劣化している、水漏れがある、
または水が流れ続けるといった場合は、レバー以外の修理が必要な可能性があります。
こうしたトラブルは自分で対応するのが難しく、専門知識が必要になることが多いです。
自分での修理がうまくいかなかった場合
原因を特定して修理を試みたけれど、トラブルが解消しなかった場合は、業者に相談した方が確実です。
無理をして修理を続けると、状況が悪化する恐れがあるため注意しましょう。
道具や時間が足りない場合
忙しい日常の中で、道具を揃える時間や修理にかける余裕がないと感じたら、業者に依頼すると手間が省けます。
信頼できる業者を選ぶ方法
「どの業者に頼めばいいの？」と悩む方も多いかと思います。
以下のポイントを参考にして、信頼できる業者を選びましょう。
地元の口コミをチェックする
地域に根付いた業者は、地元の口コミや評判が高いことが多いです。
知人や近所の方から直接話を聞いてみるのも良い方法です。
評価サイトやSNSを活用する
インターネットでの口コミやレビューを確認するのも有効です。
特に、対応の速さや料金の透明性について触れられているコメントは参考になります。
見積もりを比較する
複数の業者に見積もりを依頼し、価格や対応の丁寧さを比較しましょう。
「最安値」だけで選ばず、対応力やサービスの質も重要なポイントです。
トイレのレバー修理の修理費用の相場
修理を依頼する際、どれくらいの費用がかかるのかは気になるところですよね。
一般的な相場は以下の通りです。
部品交換のみの場合：¥5,000〜¥10,000程度
レバーやフロートバルブなど、比較的小規模な修理の場合です。
部品代と作業費が含まれています。
タンク全体の修理の場合：¥20,000〜¥50,000程度
タンク内の部品が複数劣化している場合や、全体を交換する必要がある場合の費用です。
見積もりの際に「具体的な費用項目」や「追加費用の可能性」を確認しておくと、安心して依頼できます。
修理業者に依頼する場合でも、ポイントを押さえることで失敗を防ぎ、スムーズにトラブルを解決できますよ。
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
2024年最新版！水道業者ランキングと悪質水道業者を避ける方法
トイレトラブルを未然に防ぐための知識
トイレのトラブルは、ある日突然起こるわけではなく、小さな兆候が現れていることがほとんどです。
それを見逃さず早めに対処すると、大きなトラブルを未然に防げます。
ここでは、トラブルの兆候と、DIY初心者が注意すべきポイントについて詳しくお伝えします。
トイレのレバーが故障する兆候
トイレのレバーがすぐ戻るようになる前には、以下のような兆候が現れることがあります。
レバーが固くなる
押すときにいつもより力が必要だと感じたら、内部の部品が劣化している可能性があります。
レバーの動きが鈍くなる
押してもスムーズに戻らない、あるいは途中で引っかかる感覚がある場合、チェーンやフロートバルブの不具合が考えられます。
レバーがグラグラする
レバーを軽く触っただけでグラつく場合、レバー自体が緩んでいる、もしくは付け根部分のナットが緩んでいる可能性があります。
早めにチェックすると、さらなる劣化を防げます。
DIY初心者が注意すべきこと
自分で修理を行う際、特に注意すべきなのが「部品選び」です。
メーカーと品番を確認し適切な部品を選ぶと、作業がスムーズに進み失敗を防げます。
純正部品を選ぶ
メーカーでも適合する部品はありますが、なるべく純正部品を選ぶようにしましょう。
メーカーが指定している純正部品であれば、間違いなく適合するため安心です。
トイレの型番を確認する
トイレの型番は、タンクの正面外側にシールが貼ってある場合が多いです。
型番を確認したら、同じ型番の部品を注文してください。
返品方法を確認する
万が一部品が合わなかった時のために、購入前に返品方法を確認しておくとより安心です。
初心者が作業を進める際のポイント
レバーや部品が硬く動かない場合、無理に取り外そうとすると破損する可能性があります。
施工説明書をよく確認してから、作業を始めるようにしましょう。
部品選びや取り扱いに注意すれば、初心者でも安全かつスムーズに作業を進められます。
ただし、無理だと感じた時には、業者に相談するようにしてくださいね。
トイレレバーのトラブルを早めに解決し快適な暮らしを
トイレのレバーがすぐ戻る問題は、原因を特定して適切に対処すれば、自分で解決できるトラブルです。
タンク内の部品を確認したり、レバーの交換を行うだけで、快適なトイレ環境を取り戻せます。
また、故障前の小さなサインを見逃さないことが、トラブルを未然に防ぐためのポイントです。
毎日使うトイレだからこそ、早めの対処と定期的なメンテナンスで、安心して使い続けられる環境を整えていきましょう。
トイレの修理業者選びに悩んだらこちらを参考にしてください。
2024年最新版！水道業者ランキングと悪質水道業者を避ける方法
おすすめ修理業者比較
| 業者名 | 価格帯 | 対応スピード | アフターフォロー | 口コミ | セールスポイント |
|---|---|---|---|---|---|
 【水の救急隊】  | ◎ 安心価格 | ◎ 最短15分 | ◎ 即日対応 | ○ 良い | ①Web割3,000円 ②出張・見積もり無料 ➂事前見積もり |
 【クジラのマークの水道屋さん】  | ◎ 安心価格 | ◎ 最短15分 | ◎ 10年保証 | ○ 良い | ①最大10年無料保証 ②出張・見積もり無料 ➂高い技術力 |
 【クラシアン】  | ○ 少し高い | ○ 最短30分 | △ 記載なし | ○ 良い | ①業界最大手 ②年間100万件対応 ➂高い技術力 |
